ピラミンクスのトップファーストメソッドについての雑談とBellメソッドの紹介

こんにちは。にっけんです。

この記事はSpeedcubing Advent Calendar 2017の7日目の記事として執筆しています。
6日目の記事はadidomeさんの「パズルキューブのための正規化復元時間(NST)の提案」でした。

はじめに

この記事ではピラミンクスのトップファーストメソッドについての雑談と、トップファーストメソッドの中の1つであるBellメソッドを紹介します。

Bellメソッドは、あまりメジャーな解法ではないので、耳にしたことがある人は少ないかと思います。
Bellメソッドは、キーホールメソッドや岡メソッドと同じく、トップファーストの解法の1つです。
ですので、キーホールメソッドや岡メソッドを使っている人は併用することができます。
正直、有効な場面は多いわけではないのですが、Bellメソッドを選択肢として持っておくと有利になるケースはまれによく存在するのでトップファーストで速くなりたい人は覚えてみても良いと思います。

確認: ピラミンクスのパーツの名前

確認: ピラミンクスの回転記号

基本的に、WCA大会規則準拠ですが、この記事では追加でRwを使います。
これは右側の「面回し」です。
つまり、Rw = L [l’]となります。 [l’]はL方向の持ち替えです。

トップファーストメソッドの概要

ピラミンクスのスピード解法はVファーストとトップファーストの2つに大別されます。

どちらもトップレベルを目指せる解法ですが、自分はトップファーストを使っており、トップレベルの人はどちらかというとトップファーストを使っている人の方が多いです (多分)。

Vファーストとトップファーストの詳しい説明はこの記事では省きますが、トップファーストは大きく分けて
① 全センター+1つのセンターの周りの3エッジを揃えた状態 (トップ) を作る
② 残った同一面内の3エッジを解く
の2ステップから構成されます。


図: トップが完成した状態

トップファーストでは持ち方にU派とL派の2種類あります。
・U派: キーホールや岡の台形っぽいのブロックが”Uの頂点側”になるように持ち、Uでアジャストして、RやLでセンターを揃えていく流派
・L派: キーホールや岡の台形っぽいのブロックが”Lの頂点側”になるように持ち、Rwでアジャストして、主にUでセンターを揃えていく流派

図: 台形っぽいブロック

トップファーストでピラミンクスを解く大きなメリットとして、スタートの多様さが挙げられます。
①のセンター+トップを作ることを1ステップでいきなりやることは難しいので、この部分をより小さい2ステップに分けたいろいろなメソッドがあり、それを併用することができます。
例として、最もシンプルなキーホールメソッドをはじめ、自分がよく使う順に
・岡メソッド
・キーホールメソッド
・1-flipメソッド
・Bellメソッド
・Nutellaメソッド
・WOメソッド
などが挙げられます。
謎の第六感によって、いきなり①を終わらせる方法はIntuitive (直観) メソッドと呼ばれたりもします。

トップファーストで速くなるためには、インスペクションにおいて、これらのメソッドのうち簡単なものを選択し、①のセンター+トップを作る部分 (AUFも) を読み切ることが不可欠です。
なので、できるだけ多くのメソッドを実用レベルで習得しておくことが有効です。

最低限、キーホールメソッドと岡メソッドをどの色からでもスタートできるようになっていればsub4は行けると思います。
これからピラミンクスをトップファーストで解けるようになりたい人は、まずキーホールメソッドに取り組むことをおすすめします。

キーホールメソッドや岡メソッドの解法を知りたい人は
・自分の記事 日本ルービックキューブ協会の定例会でピラミンクス講習会の講師を担当しました
岡さんによる解法書
を見ると良いと思います。

(Vファーストメソッドにつながる、完全一面法を知りたい人は、自分のこちらの記事初心者向けピラミンクス講習会を実施しましたを参照してもいいですが、多分もっと良い解説があると思います)

Bellメソッド

前置きが長くなりましたが、Bellメソッドを説明します。
キーホールメソッドと岡メソッドを知っている人を対象に説明するので短く行きます。

自分はL派なので、ブロックがL頂点側D面の位置、キーホールがF面L面に挟まれた位置がなるように持つのを前提に説明します。

Bellメソッドは、こういうブロックを作ります。
岡ブロックに似ていますが、揃っていない方のエッジ向きが逆です。

図: Bellブロック

こういうブロック最初からできていること多くないですか? 最初からできている時にBellメソッドを使うとなかなか便利です。

で、キーホールメソッドや岡メソッドと同じように普通にセンターを揃えます。
で、使う手順は2つです。

ブロックがL頂点側D面の位置、キーホールがF面L面に挟まれた位置がなるように持って、Rwをアジャストすることによって、3個目のエッジをFRの位置に移動させます。
その状況で、エッジの向きによって
・U’ R U R’
・Rw U’ R U’ R’ U’ (アジャストによってはL R’ L’ R2 U’ R’ Uも使えます)
のいずれかを使えばOKです。
ブロックが図のケースのミラーのときはミラーの手順を使います。

本当は画像載せたり、Bellメソッドを利用した解法サンプルを載せたりしようと思いましたが、飽きてきたのでこれで終わりにします。

謹製Pyraminx Top First Helperは、Bellメソッドにも対応しているので使ってみてください。

Speedcubing Advent Calendar 2017、明日8日目の記事はsin2179さんの「S列を使うM2法手順、及びエッジコミュテーター。スイーツレシピ付きლ(´ڡ`ლ)」の予定です。

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